大阪府泉北郡忠岡町
忠岡東2丁目22番15-13号
TEL:0725-22-1611

子どもの風邪引きは大人のそれとは違います。赤ちゃんは無菌状態のお母さんのお腹から生まれ、無数の細菌やウイルスに満ちた世界にやってきます。乳幼児の風邪引きは、これらの細菌やウイルスとの初めての出会いです。大人だと以前出会ったことのある敵に対しては2〜3日で急速に抵抗力が増強するのですが、子どもの初めての出会いの場合は、抵抗力がそのレベルに達するのに2〜3週間かかるのです。ですから、子どもの風邪引きは長引いたり、重症になることが多いので、大人の風邪引きに比べ手厚い治療、養生が必要なのです。
下記の専門外来は予約制で、pm 4:00 〜 5:00 にしています。設定されている曜日、時間がご都合の悪い場合は御相談に応じます。
夜尿外来 月曜
いつごろから夜尿しなくなるかは個人差が大きくて、6歳までは病気として扱いません。6歳以後も夜尿が続く‘夜尿症’の患者さんも、体に病気があって夜尿が起こるごく一部の患者さん以外は、睡眠中の尿産生や排尿のコントロールの発達が人より遅いだけで、いつか自然になくなります。しかし、年齢が大きくなるにつれ、毎日お布団を干すお母さんも疲れてストレスを感じてきますし、小学校5〜6年になると、修学旅行など社会的問題もでてきます。
今、最も有効な治療法は抗利尿ホルモンと夜尿アラームです。時に「他院で抗利尿ホルモンの治療をしたが治らなかった。」と来院される方がおられますが、服薬前の絶飲指導がされてないことがあり、これは治らないだけでなく大変危険です。どんな治療法を選択するにしても、必須となる生活管理があり、個々人の生活の中でどのように適用していくか一緒に考えていきます。夜間尿量、がまん尿量を調べて夜尿症のタイプを診断し、治療法を選択します。
予防接種外来 火曜
2024年4月1日より、4種混合とヒブワクチンが5種混合になり、肺炎球菌ワクチンが13価から15価になりました。
子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)は、’疼痛、運動障害を中心とする多様な症状’に関連して一時積極的勧奨が中止となっていましたが、厚労省による疫学調査、WHOの再調査の結果、HPVワクチンとの因果関係を示唆する証拠はないとされ、2022年4月より積極的勧奨が再開されています。
公費で行う定期接種は、5種混合ワクチン(ジフテリア、百日咳、破傷風、不活化ポリオ、ヒブ)、小児用肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ウイルスワクチン、ロタウイルスワクチン、麻しん、風しん混合ワクチン、水痘ワクチン、日本脳炎ワクチン、2種混合ワクチン(ジフテリア、破傷風)、子宮頚がん予防ワクチンです。当院では、忠岡町在住の方のみです。BCGは保健センターで接種します。
おたふくかぜワクチンの任意接種も行っています。おたふくかぜワクチンは1回4500円で、2回接種が必要です。日本小児科学会では、1歳と5~6歳に接種するのが望ましいとしていますが、1歳以降何歳でも接種できます。
その他、定期接種が予定通りできなかった方のご相談に応じています。。
乳児検診 水曜
公費で行う後期検診(9ヶ月〜1歳未満)は、大阪府下在住の方は皆無料でできます。
4ヶ月検診、1歳半検診は保健センターで実施しています。
6ヶ月、1歳など任意の検診は、御希望により実施しています。費用は1,000円です。
アレルギー外来 金曜
子どものアトピー性皮膚炎では、卵白など食物に対するアレルギーがあることがよくあります。何が原因か調べ、しばらくそれを避けてどんどんアレルギーが強くならないようにします。乳幼児の食物アレルギーは、腸の免疫システムの未熟さが関与していると言われており、多くの場合、小学校に入る頃に軽くなっていきます。急に湿疹がじゅくじゅくしてひどくなった時は、とびひの細菌が関与していることが多いので、調べてみる必要があります。